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2006年07月04日

世界の分布状況

資源量に関して、地質調査所の佐藤幹夫氏らによれば、メタンハイドレートに含まれる天然ガスを全てメタンと見なしてその総量を「メタン量(amount of methane)」と呼び、その内資源となりうるものを「資源量(resources)」とし、資源の総量を「原始資源量(resources in places)」、長期的に見て技術的・経済的にとりだせる資源の総量を「究極可採資源量(ultimate recoverable resources)」と分類しています。また資源量のうち調査・解析,測定等をもとに確定された量を埋蔵量とよび区別しています。

世界中のメタンハイドレート中のメタン量は、米国地質調査所のクベンボルデン氏によれば約2京立方メートルと推定しています。佐藤氏らは、このメタン量のうち「原始資源量」を約2%,404兆立方メートルと見積もっています。この量は佐藤氏らの算定による在来型天然ガスの「原始資源量」約328兆立方メートル(累計生産量を除くと278兆立方メートル)とほぼ等しい量といえます。

メタンハイドレートの世界分布図メタンハイドレート分布に関して、現在までに得られたデータを基に全世界の分布個所が把握されています。 メタンハイドレートによる天然ガス資源量は在来型天然ガス枯渇時代の次世代を担えるだけの膨大な量にのぼることは間違いないと考えられる。

日本の分布状況

メタンハイドレートは特に資源のない日本にとっては非常に価値があります。メタンハイドレートは一般に海溝に向かう陸棚斜面に発達しているために、日本列島はメタンハイドレートについては恵まれた地形であるといえます。

日本周辺のメタンハイドレート分布図日本が主張する排他的経済水域(いわゆる200海里経済水域)における主なメタンハイドレート分布地域は、200海里経済水域内にあり、この点からも日本に有利な海洋地下資源になります。 なかでも四国、紀伊半島沖合いわゆる南海トラフ、北海道奥尻島海域においては、実際にメタンハイドレートも採取されています。

日本海域全体の資源量についても種々の見方があるようですが、専門家の意見を総合するとメタンガス量にて約7兆立方メートルはあると見られています。