メタンハイドレートの利用

石油埋蔵量の減少、地球温暖化という深刻な問題に直面しています。これらの問題に対してメタンハイドレートは大きな役割を果たすと考えられます。地層中に固体状態で貯留されているメタンハイドレート資源は次のような特性を持っています。

埋蔵量が莫大
永久凍土域と海底堆積物中に含まれるガスハイドレートを合わせると、2000兆立方メートル程度の原始埋蔵量があると見積もる説があります。

表層近くに分布
ガスハイドレートは石油や天然ガス鉱床の賦存深度よりも浅い場所(地表、海底から数100mの堆積物中)に含まれていて、技術的に十分開発できる深度です。

クリーンエネルギー
同じエネルギーを得るために必要なメタン量は石油、石炭よりも少なく、エネルギー単位当たりの二酸化炭素放出量は減少します。全体としての温室効果は石油の場合に比べて約2/3になります。

世界に幅広く分布
永久凍土域と有機物の多い大陸棚〜斜面堆積物中に広く分布しています。つまり世界中に広がっています。

このような特徴を持つメタンハイドレートが石油代替エネルギー資源として利用されるようになれば、資源や環境が直面する危機を大きく軽減することができると期待されます。